ホテルや飲食店のトイレでトイレットペーパーの先端が三角に折られている光景ってよく見ますよね。
どうして広まったのか、誰が何のために三角に折っているのか、そして三角に折る意味は何なのか、気になりますよね。
そんな三角に折られているトイレットペーパーについて調べてまとめて見ました。
過去にテレビ番組で調査されていた!!
2015年2月1日放送の「爆笑問題のそれっていつから?ヒストリー」というテレビ番組でトイレットペーパーの三角折りの発祥について調査がされていたようです。
同テレビ番組の情報も交えていくつか説を見ていきましょう。
アメリカの消防士発祥説
一つ目の説は“アメリカの消防士が三角折りを始めた”とされる説です。
アメリカの消防士が“用を足している時でも緊急出動にすぐ対応できるように、トイレットペーパーの端を三角に折って掴みやすくしていた”ことがトイレットペーパーの三角折りの始まりだとか。
なのでトイレットペーパーの三角折りを俗に「ファイヤーホールド」と呼ぶこともあるようですね。
ただこの説については真偽が定かではないようです。
同テレビ番組でも、アメリカの消防に確認をとったところ否定されたとのこと。
信じるか信じないかはあなた次第、、、といったところですかね。
ホテルの清掃員発祥説
二つ目の説は、“日本のビジネスホテルが三角折りを始めた”とされる説です。
これに関しては、同テレビ番組が「ホテル法華クラブ」に確認をとったところ、“1968年のユニットバス導入と同時にトイレットペーパーの三角折りを始めた”と証言がとれたとのことです。
もう何十年も前からトイレットペーパーの三角折りって存在してるんですね、、、。
銀座のホステス発祥説
最後に三つ目の説は、“銀座のホステスが三角折りを始めた”という説です。
同テレビ番組では、銀座のホステスをやっていた「田村順子さん」日本で一番最初にやったと紹介されていたようです。
調査によると田村順子さんがお店を開いた“1966年からトイレットペーバーの三角折りをしていた”とか。
何でも折り紙が好きで、トイレットペーパーも逆さ富士をイメージして折っていたようです。これが現在確認できる中で、一番古いトイレットペーパー三角折り発祥の説みたいですね。
現在は誰が三角折りをしている??
ここまでトイレットペーパーの三角折りの発祥について見てきました。
発祥について分かったところで次に湧き出る疑問は、
「現在は誰が三角折りをしている??」
ってことですよね。
答えは簡単で、“ホテルや飲食店の清掃員さん、またはトイレを利用した一般客”がやっているようです。
ホテルや飲食店では“トイレの清掃が終わった合図としてトイレットペーパーを三角折りにする”そうです。
発祥こそ様々な説があれど、トイレットペーパーの三角折り日本中に広まったのは、ビジネスホテルがトイレ清掃完了の合図としてやり始めたのが大きな要因となっているようですね。
また、トイレットペーパーの三角折りを、一般客がトイレを使用した際のマナーだと思っていてやっていくケースもあるようです。
トイレットペーパーの三角折りはマナーなのか
これに関しては断言しますが、“トイレットペーパーの三角折りは決してマナーではありません。”
あくまでもお店側が清掃完了の合図としてやるもので、お店を利用する一般客がやるものではありません。
確かに、三角折りにしてあったトイレットペーパーを使用した後に、元あったように三角折りにすると“立つ鳥跡を濁さず”と言った感じで綺麗に使用したように見えます。
しかし、“清掃員以外がやる三角折りは意外とイメージが悪い”ことを覚えておいた方がいいでしょう。
明らかに清掃員以外がやった三角折りに対して人は
「用を足した後の手でトイレットペーパーに触れていて不潔」
「不気味」
といった感情を覚えるようです。
自分では綺麗にトイレを使用したつもりが他者には不快感を与えている可能性もあるということですね。
トイレットペーパーは使用後は触れずにそのままにしておく方が無難そうです。
まとめ・感想
トイレットペーパーの三角折り発祥については様々な説がありましたが、“やり始めたのはホステスの田村順子さんで広めたのはビジネスホテル”といった感じですかね。
しかし、こんなに歴史が深かったとはなんとも意外、、、。
トイレの使い方にしても律儀に三角折りしていく方や、それを不快に思う方など様々で面白いですね。
画像引用
爆笑問題の画像:https://www.spacebrothers.jp/2015/07/blog-post_13.html