テレビで衝撃的な発言を聞きました。
その発言とは、
「火事の時に濡れハンカチを口に当てて脱出するのは古い常識」
というものです。
じゃあ新しい常識はなんなんだい!!(迫真)
火事の時に口に濡れハンカチは古い??
もう太古の昔から受け継がれているような、火事が起きた建物から脱出する時に口に濡れハンカチを当てるという方法。(盛りました)
太古の昔からというのは大げさですが、昔から避難訓練などではそう指導されてきましたよね。
口に濡れハンカチを当てる理由としては
「煙をなるべく吸わないようにするため」
というのが常識ですよね。
ただ、今ではこの方法・常識が古いと言われていて、新しい方法が広まってきているようです。
新常識は透明なビニール袋をかぶる!?
もう見出しで答えを言ってしまいましたが、火事の時に建物から脱出する際の新常識とは“透明なビニール袋に空気を溜めて頭にかぶる”というものだそうです。
一見、
「頭に溶けたビニール袋が張り付きそう!!」
とか思ってしまいますが、この方法は実に合理的なのです。
火事の時は、燃え盛る炎にばかり注意が向いてしまいますが、実は焼死以外に多い死因は“一酸化炭素中毒”によるものだそうです。
“一酸化炭素は透明・無臭の気体なのに毒性が強い”ので、気づかずに吸って倒れてしまうんですね。
そこで登場するのが空気を溜めた透明なビニール袋なのです。
濡れハンカチでは一酸化炭素は防げませんが、ビニール袋ならば中の空気が有る限り大丈夫。
確かに火元から近くて熱のすごい場所には適していないかもしれませんが、火元を通らずに脱出が出来そうな場合は、空気を溜めたビニール袋をかぶった方が一酸化炭素中毒になる可能性が下がるので適切ですね。
最近ではホテルなどにも【火事の時に使ってください】とビニール袋が設置されていることもあるそうです。
まとめ・感想
火事が起きないことに越したことはないですが、もし有事の際はこれらのことを思い出し、的確な判断ができると良いですね。
ビニール袋をかぶったほうが一酸化酸素中毒になりづらいという知識は、覚えていて損はないと思います!!
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