どうも、こぶたです。
女子テニスの大阪なおみさんが全米オープンで優勝して話題になっていますね。
そんな大阪なおみさんの扱いに関して少し疑問に思うことがあったので徒然なるままに書いていこうと思います。
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大阪なおみさんとはどんな人物??
大阪なおみさんとはどのような人物か、軽くプロフィールをご紹介。
1997年10月16日年生まれの現在20歳。
日本人の母とアメリカ人の父を持つ。
大阪府大阪市中央区出身の女子プロテニス選手である。
身長180cm・体重69kg。
右利き。
今回の騒動
大阪なおみさんのプロフィールに軽く触れたところで、今回の騒動について書いていきたいと思います。
それは、
“大阪なおみさんを日本人として見れるかどうか問題”
です。
というのも、大阪なおみさんの出身地は大阪となっていますが、3歳の時にアメリカに渡って以来ずっとアメリカで育ってきたそうです。
そのため、英語は流暢ですが、日本語はやや片言でまだ不自由です。
国籍もアメリカと日本の二重国籍であり、どちらかはっきりはしていないそうです。(テニス選手としての国籍は日本と決めたそうですが。)
また、身体的な特徴としては父方の影響が色濃く出ています。
これらのことから、大阪なおみさんの全米オープン優勝に対してSNSなどでは、
「大阪なおみさん、優勝したけど素直に日本人として喜べない。」
「日本人は日本人だ。差別しないで素直に喜べばいい。」
といった意見のやりとりが目立ちます。
今回はこの騒動やこういった意見のやりとりに関して、個人的な意見を書いていこうと思います。
そもそも国対抗スポーツ・国籍という考えの難しさ
そもそもの話ですが、国対抗のスポーツや国籍という考え方に私は難しさを感じます。
“自国の意識とはどこからなのか、何人という決まりはどこからなのか。”
難しいですよね。
お硬い考え方をするならば、A国籍を持っていればA国の人ということになりますよね。
例え帰化した人だろうが、二重国籍の人だろうが、元からA国で生まれ育った人だろうがその事実は変わりません。
法律的にはA国籍を持っていればA国の人なのです。
しかし、冷静にそう受け止めることが可能でしょうか。
「A国の国籍を持っている人だから、A国の人なんだね」
とA国に住んでいる人は簡単に考えられるものなのでしょうか。
私はそうではないと思います。
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帰化選手を応援できる??
自分と同じ国籍を持っている人を安易に同じ国の人として認め難い理由として、“帰化選手”を例にあげます。
最近だとわかりやすいのは“猫ひろしさん”。
マラソンで“オリンピックに出るためにカンボジアに帰化”しましたよね。
その選択自体は個人的には
「余程オリンピックに出たかったんだな」
と感じる程度です。
しかし、カンボジアの人はどうでしょうか。
素直に猫ひろしさんをカンボジア人として応援していたでしょうか。
なんとも言えない気持ちだったのではないでしょうか。
この辺はカンボジアの人に実際に聞かないと分からないことなので真偽は定かではありませんが、逆の立場で考えてみてください。
もし外国籍の日本に何のゆかりもないスポーツ選手が、いきなり日本国籍を取得して日本代表になったとしたら。
あなたは応援できますか??
もちろん中には
「国籍取得したならウェルカム、応援するよ!!」
というおおらかな人もいるかと思います。
人として、心の広い素晴らしい方だと思います。
そう思う一方で、国対抗でスポーツをやる意義とはなんだろうかとも考えてしまいますが、、、。
国対抗スポーツをやる意義
前述した様に、帰化選手の国代表としての出場が認められている中で、オリンピックの様な国対抗でのスポーツをやる意義とはなんでしょうか。
私は“帰化選手を認めてしまうと国対抗のスポーツは意義がなくなってしまう”と思います。
“その国のその文化で育った人で対抗するから意味があるのではないか”と感じているからです。
帰化選手が簡単に認められて各国の代表として出場してしまったら、それはもう国対抗ではなくなってしまうのではないでしょうか。
その国の言語も文化もほとんど知らない人が、その国の国籍を取得しただけで代表になってもいいのでしょうか。
それを許してしまっては、国対抗のスポーツ大会ではなく、ただの世界無差別スポーツ大会なのではないでしょうか。
これらを踏まえて大阪なおみさんの優勝は
ここまで色々書いてきましたが、今回の大阪なおみさんのSNSでの騒動に私なりに意見を言うと、
「大阪なおみさんが同じ日本というコミュニティに属しているとは、まだ思えない」
というのが素直な感想です。
確かに大阪なおみさんは日本にもルーツを持っています。
しかし、あまりにも現状の日本人とはかけ離れてしまっているのではないでしょうか。
体格もそうですが、育ちや話し方を見ると、やはり日本人というよりはアメリカ人という感覚が強いです。
日本人との共通点の方が少ないと感じてしまいます。
もちろん大阪なおみさんがこれから日本人になろうというのを否定するわけではありません。
もしテニス選手としての国籍だけではなく、それ以外の国籍も日本にして馴染もうとしてくれるならそれはとても歓迎すると思います。
そう言った意味で“まだ”と書かせていただきました。
ただ、現状で同じ日本人と思えるか??日本人として喜べるか??と言われると、素直にそうは思えないというのが答えですね。
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人種差別をしているわけではない
ここまでで勘違いして欲しくないのは、人種差別をしたいわけではないということです。
私は、日本に人種の違う方が来て国籍を取得したりするのは問題ないと思っています。
白人でも黒人でも黄色人種でも日本を気に入ってくれたのならありですよね。
ヨーロッパやアメリカだったり、多人種が混じってその国の文化を形成していくのはいいと思います。
ただ、言いたいことは“その国の文化にほぼ馴染んでいない人が、その国の代表として国対抗のスポーツ大会に出るのはいかがなものか”ということです。
これに関しては先述した通り、帰化選手を簡単に認めてしまっては国対抗でやっている意義が分からなくなってしまいますよね。
バスケのアメリカ代表の選手が控えは嫌だからといって日本に帰化して、バスケの日本代表が元アメリカ人ばかりだったら複雑ですよね。
裏切る人と裏切らない人の違い1
ここで一つ、興味深い動画をご紹介します。
その動画とは、メンタリストのDaiGoさんがYouTubeに投稿した、
「サッカーの感想でヤバイ恋人や友人を見分ける3つの方法」
というものです。
この動画はDaiGoさんが心理学を用いて、サッカー観戦での態度からヤバい人・ヤバくない人を見分けるといった内容です。
動画は大きく分けて三つの内容に分けることができるのですが、その中の一つ“裏切る人の見分け方”という話が実に面白いです。
動画の内容を抜粋して簡単な例を出します。
とある大学のサッカー部の試合があったとします。
サッカー部には所属していないが同じ大学に属している生徒に、サッカー部の試合の結果を聞いたとします。
そうすると、勝った時にも負けた時にも「“僕たちは”勝ったんだ・負けたんだ」という自分達が常にサッカー部と同じコミュニティに属しているような言い方をするグループと、
勝った時だけ「“僕たちは”勝ったんだ」とサッカー部と同じコミュニティ属しているような言い方をして、負けた時にはサッカー部を指して「“彼らは”負けたんだ」と自分が同じコミュニティに属していないようなを言い方をするグループに分かれました。
さてどちらが裏切り者グループでしょうか??
答えを言ってしまうと、“後者が裏切り者グループ”です。
これは心理学がわからなくても感覚的にわかりますよね。
誰かが調子のいい時だけ同じコミュニティに属しているような言い方をして、調子が悪くなった途端に自分とは違うコミュニティだと切り離したような言い方をする人。
DaiGoさんの動画を貼っておくので、私の文章がわかりづらい場合はそちらの動画の6:40〜をご覧ください。
裏切る人と裏切らない人の違い2
さて、DaiGoさんの動画から裏切る人と裏切らない人の見分け方を紹介しました。
なぜ紹介したかと言うと、これが今回の“大阪なおみさんSNS騒動”に深く関わっている部分があると感じたからです。
上記では、誰かの調子が良い時も悪い時も同じコミュニティ意識を持っているかどうかで、裏切り者かどうかが分かると書きました。
これを今回の大阪なおみさんに当てはめてみてください。
- 全米オープンで優勝した途端に大阪なおみさんを日本人だと言い始めてはいませんか??
- もし彼女が何の実力もないテニスプレーヤーで、日本代表になりたいと言い出した時に、日本人として応援していましたか??
私が真に言いたかったことはこれです。
メディアでもSNSでもそうですが、“大阪なおみさんが優勝したからと言って都合よく自分の属するコミュニティに引き込もうとしてないか”ということです。
元々懐の広い人で、本心で大阪なおみさんを日本人だと認めている人はいいのです。
ただこの騒動の中で、元々何も興味がなかったり、はたまた元々同じコミュニティとして認めていなかった人が掌を返しているように思えるのです。
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まとめ・感想
色々まとまらないままごちゃごちゃと書いた記事ですが、ここまで読んでくれた方、ありがとうございます。
この記事は決して大阪なおみさんを差別しようとして書いたものではなく、大阪なおみさんを取り巻く環境について疑問に思って書いたものです。
大阪なおみさんの全米オープン優勝は人としてすごいことだと思っています。
日本語を勉強するなど、日本に馴染もうとして努力している姿勢も知っているので、もしこのまま日本国籍を取得した場合はそのまま頑張ってほしいとも思います。
最後に、この記事が言葉足らずになってしまって誰かを傷つけたりしてしまったとしたら、それは本当に申し訳ないです。
画像引用
大阪なおみさん:https://tr.twipple.jp/h/fa/64/%23全米オープンテニス2018x大阪なおみ.html
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