どうもこぶたです。
御歳17歳になる老犬の飼い主です。
飼っている犬は雑種の中型犬です。
実家(一軒家)で飼っているのですが、中々大変なことも多いです。
一つ思うことは、
「一人だったら絶対世話しきれなかったなぁ」
ということ。
どのような時にそう思ったのか、どうして大変だったか具体的な事例を紹介しようと思います。
犬を飼うにあたって覚悟すること
まず最初に、ざっくりと犬を飼うにあたって覚悟した方がいいことを書いておきます。
覚悟することはただ一つ、
「飼い犬のために自分の時間を割くこと」
です。
犬を飼うということは“言葉の通じない家族が増える”ということです。
なんとなくですが、赤ちゃんを育てることと似てると思います。
これは予想以上に自分の時間を使うことになります。
家族と一緒に住んでいて誰かしらが面倒を見てくれるという状況ならばまた話は別でしょう。
飼い犬の世話にかかる時間も協力してくれる家族の分だけ分散されます。
これが一人暮らしとなると、“全ての負担が自分一人にのし掛かる”ことになります。
「可愛いから飼いたい」
これだけでは乗り切れない大変さがあります。
では具体的に何が大変か、時間がかかるかを見ていきましょう。
若い頃編
犬は若い頃の方がまだ手がかからないと思います。
それでも大変なことはありますが。
散歩
犬を飼うにあたって大事なのが“散歩”。
飼い犬のためを思うならば、1日に30程度のコースを1〜2回は散歩してあげたいところ。
正直なところ面倒臭い、、、(小声)
犬は散歩をしてあげないと運動不足になりますし、ストレスも溜まってしまいます。
若い犬ならなおさら。
最低限1日1回は散歩するにしたとしても、一人暮らしで仕事をしている方からしたらそこそこの負担になるでしょう。
しつけ
怠ると大変なことになるのが“しつけ”。
しつけと言っても犬の性格はそれぞれなので、手のかからない犬もいれば逆に手がかかる犬もいるでしょう。
一人暮らしで賃貸物件に住んでいることを想定すれば最低限、
- お座り
- ふせ
- トイレ
- 吠え癖の矯正
- 噛み癖の矯正
くらいはしつけしたいところでしょう。
これが手のかからない犬でもそこそこ時間がかかるのに、手のかかる犬だったら、、、。
年取ってから編
犬は若い頃より“年を取ってからの方が世話が大変”です。
若い頃は最悪ほっといてもなんとかなる感じはありますが、老犬になってからはちゃんと世話をしないと死につながります。
世話というよりはもう“介護”ですね。
これに関しては一人でやりきるのは相当な精神力がないときついと思います。
フローリングで滑る
犬は年を取ると人間と同じく段々と筋力が落ちてきます。
そうすると“フローリングなどの床で滑るよう”になってしまいます。
犬が床で滑るようになってしまうと、
- 滑って怪我をしやすくなる(打撲)
- 思い通りに歩けなくなったり体を起こせなくなるため、吠える・唸るようになる
といったことが起こる可能性があります。
こうなると何度も体を起こしてあげなきゃいけなくなることに。
フローリングなどの床で滑ってしまうこと自体は“滑り止めのマットなどを敷いてあげる”ことで解決はできます。
ただし、飼い犬の行動範囲の広さによっては費用がかさんでしまうことも。
夜に吠える・唸る
年を取ると犬は筋力が落ちると書きましたが、もっと筋力が落ちると立ち歩き以外にも色々なことが自力でできなくなっていきます。
そうなると、思い通りにいかなくて“吠えたり唸ったり”してしまうんですね。
それも時間に関係なく。
自分の活動時間と同じ時間帯ならまだしも、夜中に吠えたり唸ったりしてしまうと介護のために寝不足になることもあります。
餌やりに時間がかかる
こちらも筋力の低下で起きる問題です。
犬は年を取るごとに“自分で餌を食べることが難しくなっていきます。”
最初に、段々と固形の餌を自分で食べることができなくなっていきます。
次に、液状の餌でも舐めることが難しくなり、食べる量が減っていきます。
最後は自らは食事をとることがなくなり、シリンジと呼ばれる注射器のようなもので流動食をあげないと食べなくなります。
固形の餌を食べることができなくなった時点で、犬によっては自分で食べることをやめてしまい体重が減ってしまうことも。
こうなると、“飼い主直々に犬に餌を食べさせてあげることが必要”になってきます。
液状の餌をスプーンで舐めさせてあげたり、シリンジで与えたり、、、。
場合によっては市販の餌をミキサーにかけてさらに細かくするなど、“自分で流動食を作らなければならなくなることも。”
これらはとても時間と手間がかかるでしょう。
排泄が自由にできなくなる
こちらもまた、筋力の低下で起きる問題です。
筋力が弱まると“しつけした場所(トイレ)で排泄ができなくなる”ことがあります。
筋力が弱まってトイレの場所まで行けなかったり、我慢することができなくなって便が垂れ流しになったり。
これによって、排泄の手伝いをしたり掃除をしたりしなければならなくなります。
この問題は“ペット用のおむつなど”を用意することでやや改善することはできます。
それでも、おむつ交換をしたり、おむつからはみ出てしまった便を掃除したりと大変なことはあります。
病気への対処
犬を飼っていて一番きついのがこれかもしれません。
“病気”です。
こればかりはなるかもしれないし、ならないかもしれないし犬によって未知数です。
どれだけ健康に気を使って飼っていても病気になる時はなりますし、雑に飼っていても病気にならないこともあります。
どの様な病気になるかによって、
- 手術する
- 投薬治療する
- 何もしない(体への負担を考えて何もできない)
などなど、対処方法はそれぞれです。
どの対処方法でも“お金がかかるor世話が大変になる”のは確かです。
病気になった時の費用と時間のかかり具合は計り知れません。
病気になることで体の自由がきかなくなり、吠えたり唸ったりすることに繋がることもあります。
まとめ・感想
いかがだったでしょうか。
犬の世話・介護とは思った以上に大変なものです。
この記事を書こうと思ったのは、冒頭に記述した様に思った以上に犬の世話(介護)が大変だと感じているからです。
どれだけ可愛い家族でも世話や介護が大変なことには変わりません。
犬を一人暮らしで飼うことは絶対無理とは言いませんが、相当な負担がかかることは予想できます。
飼おうか迷っている方は、犬を飼った時に起こるリスクなどを考えて決めてください。