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飼っていた犬が亡くなりました。


どうもこぶたです。
17年近く飼っていた犬が亡くなりました。
気持ちが整理できたのかどうかはわかりませんが、忘備録も兼ねて思い出などをつらつらと書いていこうと思います。

とりあえず今の心境

飼っていた犬が亡くなってから、3週間ほど経ちました。
個人的にはもっと泣くかと思ったし苦しむかとも思いましたが、そんなこともなく3週間が過ぎていきました。

自分が“誰かが死ぬ”ということに慣れたのか、それとも最後まで目一杯世話をしたから後悔が残らなかったのか、どちらかはわかりません。
ただ、亡くなったのが遠い昔の出来事のように感じます。

とりあえず今は驚くほどにいつも通りの日常を過ごしています。
写真を見たり、元々犬が居た場所を見ると

「ここに居たんだなぁ」

とか

「もう触れないんだなぁ」

と実感しますが。

歳をとってから

飼っていた犬の衰えを感じ始めたのは13歳〜14歳くらいの時でした。
元々、散歩大好き!走るの大好き!な犬だったのですが、あまり走らなくなったり大きい段差の昇り降りをためらう様になったり。

この頃からなんとなくは覚悟をし始めました。
ペットを何回か飼ったことがあると、亡くなるということに対して身構えることができるようになります。

結果的には享年17歳と、衰えを感じ始めてから亡くなるまでに3〜4年も頑張ってくれたわけですが、それでも飼い犬が衰えて静かになっていく姿を見るのはやや寂しいものがありました。

仕事を辞めるという決断

僕は1年前の秋頃に仕事を辞めました。
単純に仕事が辛かったし(時間的にも人間関係的にも)、何より衰えていく犬をしっかり見てあげられないことが嫌だったからです。

仕事は遅くまで残業があったので、平日は行って帰って寝るだけの日々。
犬をしっかり見ることができるのは休日だけ。

平日が終わり、やっと休日になってじっくり犬を見ると、その度にどんどん年老いているのがわかって辛かった覚えがあります。

もちろん犬のことがなくても仕事は辞めていたと思うし、もしかしたら仕事を辞めるための言い訳に使ってしまっているのかもしれません。

それでも仕事を辞めたことは全然後悔していないし、最後まで面倒を見てあげられたのは幸せだったと思います。

最後の1年間・病気が見つかるまで

仕事を辞めてからの最後の1年間はなんだかとても早かった気がします。

散歩に行きたがるので、できるだけ散歩に行っていたのですが今年の6月に散歩ができなくなってしまいました。(辛そうにして歩かなくなった)

散歩ができなくなってからも家の中ではチョロチョロっと歩くことがあったのですが、その時に片足をかばうようなそぶりを見せるようになりました

8月頃、肩がピンボン玉程度に腫れていて、様子が変だと思い動物病院へ。
獣医さんに診てもらうと、肩の腫れは恐らく悪性の腫瘍だろうとのこと。
そして年内までしかもたないだろうと言われてしまいました。(手術も高齢すぎてできなかった。)

病気だとは予想していなかったし、余命宣告はショックでしたが、その時点では覚悟が半分、大丈夫だろうという気持ちが半分くらいの感覚でした。

触診だけだったので病気が確定したわけではなかったし、ここまで長生きしたのならなんだかんだでもう少し長生きするのではないかと高を括っていました。
しかし、それと同時に一緒にいる時間を少しでも大切にしようという気持ちが強まったことを覚えています。

最後の1年間・介護生活

動物病院で病気の診断と余命宣告をされてからの記憶はもう曖昧になってきています。
長い間一緒にいたのに。

最後の方、亡くなるまでの2〜3ヶ月はとにかく介護の日々だった気がします。
病気のせいか深夜に苦しそうに歩き回ることが多かったし、時には唸ることもあったので徹夜で面倒を見る様になりました。

元々外犬だった影響なのか、苦しそうな時に外に出してあげると落ち着いて寝るので、一緒に外に出て夜明けまで過ごしたり。

9月に入ってからは肩の腫れもますます大きくなって、片側に偏って歩くようになってしまいました。
そのため、家の中のどこかに引っかかってしまったり、起き上がれない方向へ寝転がってしまったり。
その度に唸ったり吠えたりするので、広い場所へ移動してあげたり自分で起き上がれるように向きを変えて寝かせてあげたりしていました。

ご飯も固形のものが食べれなくなってしまって、液状にしたものを何回かに分けて食べさせてあげていました。(自分からは食べない)

10月に再度動物病院に連れて行った際には、検査を行って肩の腫れが悪性の腫瘍と分かり、駄目押しをされた気分になりました。

とにかく犬の世話のことしか考えられない日々を過ごしていました。
徹夜で犬の様子見て、朝になったら他の家族とバトンタッチして寝て、昼過ぎに起きたら餌あげて、間隔をあけてまた餌をあげて、また徹夜で様子を見て、、、。

こんな生活を続けていたのでリズムはガタガタで精神的に辛かったです。
ただ、それも思い返してみれば高々2〜3ヶ月なんですよね。

これからのこと

犬が亡くなってから3週間、微妙に前向きな気持ちとたまにくる喪失感が入り混じった何とも言えない気持ちです。

それでもここから前に進んで行かないと、大好きだった犬に対して面目がないので少しでも前に進もうと思っています。

もしかしたら再就職するかもしれませんが、再就職したとしてもこのブログは続けていこうと思っています。
今まで通りちょくちょく書いていこうかなと。

最後の最後に、犬を飼っている方に伝えたいことがあります。

散歩には目一杯行ってあげて、目一杯可愛がってあげてください。
犬が元気なうちは面倒に感じる時もあるかもしれませんが、犬と一緒にいる時間はかけがえのない時間だと思います。
いっぱい散歩に行っていっぱいご飯食べさせてあげていっぱいなでてあげてください。
言葉が通じない家族だからこそ、しっかり様子を見てあげて気持ちを考えてあげてください。
後悔のないように、大事な家族のために。