2007年からFIBAが正式なルールを定め、正式競技種目となった3×3(スリーバイスリー)。
新しい競技性にも目が引かれますが、何と言っても気になるのは公式球となっているカラフルなボールでは。
そんな3×3のボール、実は5人制バスケのボールとは大きく異なる点があります。
5人制バスケをプレイする目的で3×3のボールを買ってしまうと大変かも、、、??
3×3のボールの種類
3×3の公式球には大きく分けて2つの種類があります。
一つが「molten(モルテン)」が作っているボールで、もう一つは「Wilson(ウィルソン)」が作っているボールです。
出典(左):http://www.molten.co.jp/sports/jp/basketball/product/ball_3x3/detail/b33t5000.html
出典(右):https://www.wilson.com/en-us/basketball/balls/international/fiba-3×3-official-game-basketball
どちらのボールも黄色と青色が基調になったデザインになっていて、moltenは12面体でWilsonは8面体となっています。
デザイン以外の異なる点としては、Wilsonのボールはシームだけでなく面の部分にも溝があり指がかかりやすくなっています。
基本的にはJBAが主催の大会ではmoltenのボールが使用され、FIBAが主催の大会ではWilsonのボールが使用されているようです。
moltenのボールは日本の大会でしか使用されませんが、Wilsonのボールは国際的な大会でも使用されているということですね。
3×3のボールの特徴・5人制バスケのボールとの違い
3×3のボールはカラフルなデザイン以外にも、5人制バスケのボールと明確に異なる点があります。
それは大きさと重さです。
実は3×3のボールは、6号球の大きさで7号球の重さなのです。
大きさが7号球のものは存在しません。
そして男女共に使用するボールは一緒です。(上記で紹介した公式球を使用します。)
ゆえに普段5人制のバスケをしている方が3×3のボールを使うと不思議な感覚になるのではないでしょうか。
女性だったら大きさは同じでも普段より重たいボールを扱うことになりますし、男性だったら重さは同じでも普段より小さいボールを扱うことになります。
何だかあべこべな感じになりますね。
3×3のボールがこのような規格になったのはしっかりとした理由があります。
3×3は基本的に屋外で行われることが想定されています。
そして、攻守の切り替えが早いスピーディーな展開も特徴的です。
これらのことから、屋外で風の影響をうけづらくするために7号球の重さを採用し、スピーディーな展開でも扱いやすいように6号球のサイズになったとのことです。
3×3のボールを使ってみた感想
3×3のボールを実際に買って使ってみました!!
買ったのはWilsonの方です。
ちなみにブログの主、こぶたは25歳オスです。
触ってみた感じは人工皮革で外用のボールということもあり、5人制の本革のボールよりも硬く感じます。
しかし、本革ボールより滑りにくく手につく感じがあります。
シーム以外の場所に溝があるのも指がかかりやすくて良いですね。
そして、やはり大きさが6号ということで扱いやすいです。
中学生の時を思い出しますね。
※私が中学生の時はまだ6号球でした。今は中学生も7号球ですが、、、。ジェネレーションギャップ、、、。
ただ、何と言っても
気持ち悪い。笑
使い始めは大きさに重さが見合ってない感がすごいです。
何となくですが、トレーニングボールを思い出します。
慣れると3×3のボールの方が扱いやすくなるかもしれませんが、そうなると今度は5人制のボールが
気持ち悪い。笑
大きいし滑るし、、、3×3のボールより手につかない、、、。
3×3のボールの方が良かった、、、。
5人制バスケのプレイヤーで
- 感覚を狂わせたくない!!
- 実践と近い環境で練習したい!!
なんて思っている方は3×3の公式球は買わない方がいいかもしれません。
外用のボールを買うにしても合皮や人工皮革の7号球も売っているのでそちらを買った方が無難ですね。
まとめ・感想
3×3の公式球は大きさが6号球で重さは7号球。(大きさが7号球のものは存在しない。)
5人制バスケのボールとは規格が違うので購入する際は注意が必要。
最初は不思議だけど使っていくうちにクセになる使い心地。
個人的には3×3のボールの方が好き。