“バッシュに染み付いた嫌な臭い”
バスケをやっている方の悩み事の一つだと思います。
- 「お気に入りのバッシュも、頑張って練習した時間に比例して臭くなっていく、、、。」
- 「簡単な対策をしても臭いが取れない、、、。」
そんな悩みを解決するための方法をご紹介します。
そもそもバッシュが臭くなる原因は??
臭いや汚れを落とすために、まずは原因を詳しく知る必要があるでしょう。
結論から言うとバッシュの黄ばみや嫌な臭いの原因は、
- 汗や皮脂などのタンパク質汚れ
- タンパク質汚れを餌にして繁殖する雑菌
この2つです。
まず、バッシュを長時間はくことで汗や皮脂などのタンパク質汚れが蓄積していきます。
体から出たタンパク質汚れは酸化することによって臭いを発するようになります。
そこに、更に追い討ちをかけるかのように雑菌が繁殖します。
繁殖した雑菌がタンパク質汚れを分解するときにも嫌な臭いを発します。
これら2つの要素が組み合わさり蓄積していくことが、バッシュが臭くなる原因です。
臭いを落とすために必要なことは??
臭いの原因がわかったところで、原因に対してどう対処するべきかを整理していきましょう。
臭いの原因は「タンパク質汚れ」と「繁殖した雑菌」でしたね。
なので、当たり前ですが対処法は「汚れを落とし、なおかつ殺菌する」ことになります。
言ってしまえば、この2点さえ徹底することができればバッシュの臭いに悩まされることもなくなるわけです。
次からは汚れを落とす方法を紹介していきます。
臭いを落とす方法
注意
今回紹介する方法は全部で4つです。
全ての方法でバッシュを水につけるので、バッシュを水につけることに抵抗がある方はやめた方がいいです。
また、紹介する方法は基本的に荒療治なので、試す際は自分のバッシュの状態(材質や使用による劣化具合など)を見て慎重に行ってください。
試したことによって生じた不具合に関しては責任を取りかねますので、全て自己責任でお願い致します。
方法1:重曹を溶かした水でバッシュを洗う
1つ目の方法は「重曹を溶かした水でバッシュを洗う」というものです。
重曹はドラッグストアなどで簡単に買うことができます。
「炭酸水素ナトリウム」という名前で売られていることもあります。(炭酸水素ナトリウムの略称が重曹です。)
バッシュに染み込んだ汗や皮脂などのタンパク質汚れは「酸性」です。
そして、その汚れは普通の洗剤を使って洗っても、落としきれない頑固なものです。
そこで重曹の出番です。
重曹はタンパク質汚れとは逆の性質で「アルカリ性」です。
重曹を溶かしたアルカリ性の水に靴を入れることによって酸性のタンパク質汚れが中和されて落ちやすくなります。
汗などの汚れは繊維の奥底まで染み込んでいるので、重曹を溶かした水でバッシュを洗うのはオススメの方法です。
用意するもの
- バケツ等の水を入れるための入れ物
- 重曹
手順
- バケツなどの大きい入れ物に水を入れます。
- 水の中に重曹を入れ、混ぜて溶かします。
- 作った液体の中にバッシュを入れ、もみ洗いします。
方法2:漂白剤を溶かした水でバッシュを洗う
2つ目の方法は「漂白剤を混ぜた水にバッシュをつける」というものです。
漂白剤はスーパーなどで買うことができます。
漂白剤には強い殺菌効果があるので、バッシュの除菌を行うことができます。
この方法を行う際に注意していただきたいのが、漂白剤のタイプと扱い方です。
まずタイプについてですが、漂白剤は大きく分けて「酸素系」と「塩素系」の2タイプがあります。
「塩素系」は、殺菌効果がかなり強いですが、衣類が色落ちしてしまう可能性が高いです。
「酸素系」は、塩素系に比べると殺菌効果は劣りますが、衣類が色落ちする可能性も低いです。
どちらのタイプも色落ちする可能性は0ではありませんが、少しでも可能性を低くするために当ブログでは酸素系の漂白剤を使用することをオススメします。
「色落ちするかもしれなくてもとにかく臭いをとりたいんだ!!」
いう方は塩素系漂白剤にチャレンジしてみてもいいかもしれません。
次に扱い方についてですが、漂白剤は他の洗剤などと混ぜることによって化学反応で毒ガスを発生させる恐れがあります。
使用する漂白剤の説明をしっかり読み、換気を行いながら十分に注意して扱ってください。
用意するもの
- バケツ等の水を入れるための入れ物
- 漂白剤(塩素系or酸素系は好みで)
手順
- バケツなどの大きい入れ物に水を入れます。
- 水の中に漂白剤を入れ、混ぜて溶かします。
- 作った液体の中にバッシュを入れ、もみ洗いします。
方法3:熱湯にバッシュをつける
3つ目の方法は「熱湯にバッシュをつける」というものです。
熱湯に衣類をつけて洗濯する方法は「煮洗い」と言われ、殺菌効果や洗浄力がかなり優れていると言われています。
バッシュもまた熱湯に漬け込むことで除菌・洗浄を行うことができます。
ただし、この方法を行う前にはバッシュに熱に弱い素材(プラスチックなど)が使われていないかを確認してください。
熱に弱い素材が使われている場合、バッシュが変形してしまう恐れがあります。
用意するもの
- バケツ等の水を入れるための入れ物(耐熱性があるもの)
手順
- お湯を沸かします。
- バケツなどの大きい入れ物に沸かしたお湯を入れます。
- お湯の中にバッシュを入れ、漬けおきします。
- お湯が冷めてしまった場合はバッシュの汚れに応じて1〜3を何度か繰り返してください。
備考
煮洗いは本来鍋などで沸かしているお湯の中にハンカチなどを入れて洗う方法です。
方法4:アルコールで殺菌する
4つ目の方法は「アルコールにバッシュをつける」というものです。
アルコールは「エタノール」という名前で消毒用として売られており、ドラッグストアなどで買うことができます。
市販のアルコールは「エタノール」か「メタノール」という名前で売られていることが多いです。
当ブログでは一般的に消毒用として使われている「エタノール」を使用することをオススメします。
アルコールには高い殺菌効果があると言われていて、バッシュの除菌が期待できます。
ですが、アルコールは可燃性の物質なので扱いには十分に注意してください。
用意するもの
- バケツ等のエタノールを入れるための入れ物
- エタノール
手順
- バケツにエタノールを注ぎます。
- エタノールの中にバッシュを入れ、もみ洗いします。
洗浄後の処理(重要)
後処理1:しっかり水で流す
紹介した4つの方法のいずれか1つでも行なった場合は、後処理をしっかり行なってください。
まず、「しっかりと水で洗い流す」ことです。
せっかく臭いを取るための荒療治をしても、重曹や漂白剤などの残りカスで臭くなっては意味がありません。
そうならないためにも、しっかりとバッシュを水で洗い流して不純なものを残さないようにしましょう。
後処理2:しっかり乾かす
最後に、バッシュを「しっかり乾かして」ください。
バッシュを洗った後は乾かすということもとても大事です。
バッシュを濡らしたまま放っておくと生乾きで臭くなってしまったり、取りきれずに残った汚れが浮き出てしまいシミになってしまうことがあります。
なので、乾かす時は迅速に乾かすようにしましょう。
オススメは新聞紙を使う方法です。
やり方は簡単で、乾いた新聞紙を丸めてバッシュに詰め込むだけです。
詰め込んだ新聞紙が濡れて湿気を吸わなくなったら乾いた新聞紙に交換する、これをバッシュが乾くまで繰り返してください。
新聞紙は湿気を吸うので、通常よりかなり早く乾きます。
ちなみにですが洗濯機には靴の脱水を行うことができる機種もあるので、洗濯機の脱水機能を使うことができればより早くバッシュを乾かすことができます。
まとめ・感想
バッシュが臭いと結構うんざりしますよね。
今回紹介した方法は結構な荒療治ですが、それなりの効果も期待できる方法です。
もしバッシュの臭いで悩んでいるのであれば試してみる価値ありです。
画像引用:
炭酸水素ナトリウム・漂白剤・エタノールの画像
http://shop.satsudora.com/shop/
靴干しの画像
https://item.rakuten.co.jp/interior-palette/4957423052382/