どうもこぶたです。
RG・ユニコーンガンダムを生贄に、エナメル塗料でのスミ入れ&デカールの上からMr.スーパークリアーを塗装する実験を行いました。
実験の結果などをまとめているので気になる方はどうぞご覧ください。
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Mr.スーパークリアーについて
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Mr.スーパークリアー(MR.SUPERCLEAR)は株式会社GSIクレオスが発売する溶剤系のクリアー塗料です。
スプレー缶タイプでは光沢・半光沢・つや消しの3種類があります。
更に、光沢とつや消しには塗装したプラなどを紫外線から守るUVカットVerもあります。(半光沢は探してみたけどUVカットVerは見つかりませんでした、、、。)
同社が発売するトップコート(水性)とは違い、ラッカー塗料なので塗膜が強いのが特徴です。
水性塗料・エナメル塗料・ラッカー塗料の関係性について
一般的に塗料・塗膜の強さはラッカー塗料>エナメル塗料>水性塗料と言われています。(塗料のシンナーの強さが関係しているそうです。)
なので、水性塗料やエナメル塗料の上にラッカー塗料を重ね塗りするのは下地の塗料が溶け出す可能性があるためNGですが、逆にラッカー塗料の上に水性塗料やエナメル塗料を重ね塗りするのはOKということになります。
塗料の重ね塗りについての相関図はこんな感じです。
相関図では△や×になっている部分も塗り方次第(薄吹きするなど)では大丈夫なこともあるようです。
とはいえ技術が必要になりますし、基本的には相関図通りに塗料の相性を守って塗装した方が事故は起きづらいでしょう。
【実験】エナメル塗料でのスミ入れ&デカールの上からMr.スーパークリアーを塗装
Mr.スーパークリアーや塗料の種類・関係性について触れたところでいよいよ本題です。
エナメル塗料でスミ入れをして、更にデカールを貼ったガンプラにMr.スーパークリアーを塗装してみます。
使うのはこちら。
実験台となるRG・ユニコーンガンダム君。
RG・ユニコーンガンダムのスミ入れに使用するTAMIYAのスミ入れ塗料(グレイ)。
本記事の主役、Mr.スーパークリアー・光沢(UVカットVer)
ちなみにですが、Mr.スーパークリアーには画像のように「デカールを貼った上から吹きつけないでください。」といった注意書きがあります。
さて、塗料の相性もガン無視、Mr.スーパークリアーの注意書きもガン無視した今回の実験はどうなるのでしょうか??
結果は、、、
めちゃくちゃ綺麗に塗装できました。
別角度からの写真も。
写真だと分かりにくいですが、肉眼だとツヤッツヤのテッカテカになっております。
デカールが変形したり剥がれるでもなく、スミ入れ塗料が溶け出して滲むでもなく、見事な仕上がりになりました。
実験としては成功になります。(ほぼ確信してましたが。)
実験を終えての考察
実験結果の考察になります。
まず、TAMIYAのスミ入れ塗料(エナメル系)とMr.スーパークリアー(ラッカー系)については確かに相性はよくありませんが、スミ入れの上からでも極端な厚塗りをしない限り大丈夫だと思われます。
スミ入れによる塗装の面積は極一部ですし、塗料同士の相性の悪さも薄吹きで回避できるのかもしれません。
今回の実験では特に薄吹きとかは意識していませんが。
また、デカールの上からの塗装についてはRG・ユニコーンガンダムに付属するリアリスティックデカール(シールタイプ)は大丈夫でした。
デカールによっては(おそらく水転写タイプ)溶けてしまったり変形してしまうことがあるようですが、シールタイプなら大丈夫だと思われます。
以上が考察になりますが、今回の実験についてはこぶたが勝手に試しただけで推奨されるものではないので、同じように試す場合は自己責任にてお願いしますm(_ _)m
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まとめ・感想
- エナメル塗料でのスミ入れの上からMr.スーパークリアーを塗装しても極端な厚塗りをしない限りは大丈夫そう。(保証はできない。)
- シールタイプのデカールなら上からMr.スーパークリアを塗装しても溶け出したり変形することはなさそう。(上に同じく保証はできない。)
実験するなら自己責任ということになりますが、やはりMr.スーパークリアーの塗膜の強さは魅力的ですよね。
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