ドライヤーの冷風機能は何のためにある??意外と知らない冷風機能の使い方


ドライヤーといえば常日頃使用する、とても身近な家電の一つだと思います。
そんなドライヤーには温風が出る機能の他に、冷風が出る機能もついています。
皆さんはドライヤーに冷風機能がついている意味や、使い方などを知っていますか??
今回は簡単にですがドライヤーの冷風機能について解説したいと思います。

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髪の毛の構造


ドライヤーの冷風機能の意味を知るには、まず“髪の毛の構造”について知る必要があります。(当たり前ですが、髪の毛に使うものなので)
ということで、髪の毛の構造についてざっくりと説明します。

髪の毛は基本的にケラチンと呼ばれるタンパク質が細かく結合してできている”ものです。
そして“ケラチンは水に濡れたり熱にさらされることによって分離する”性質を持っています。
逆に“乾いたり冷やされることによってケラチンは結合”します。

これがどういうことかというと、“髪の毛は思い通りにセットするためには一度濡らしたり熱した後に、乾かしたり冷やす(ケラチンを分離させた後に結合させる)必要がある”ということです。

寝癖を直す時や髪の毛をセットするときは、一度髪の毛を濡らしてから乾かしますよね。
また、ヘアアイロンやコテなどでは熱を使って髪の毛を真っ直ぐにしたりウェーブをかけたりしますよね。

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ドライヤーに冷風機能がある意味


髪の毛の構造を説明するにあたって、ドライヤーの冷風機能についてほぼ答えが出してしまったようなものですが、改めて説明していきます。

先述しましたが、髪の毛をセットするときには、一度髪の毛を濡らしてから乾かしますよね。
髪の毛を乾かす際にはドライヤーの“温風機能”を使用すると思います。

ここで思い出して欲しいのが髪の毛を構成するケラチンの性質です。
ケラチンは濡れたり熱されると分離し、乾いたり冷やされると結合するという性質を持っていました。
ということは、髪の毛を乾かす際に何が起こるかというと、、、
“乾かすためのドライヤーの温風(熱)で、髪の毛を構成するケラチンが分離してしまうことがある”のです。

そこで登場するのがドライヤーの“冷風機能”というわけです。
乾かす際に温風の影響でケラチンが分離してしまった髪の毛を、“冷風で冷やすことによって素早くケラチンを結合させる”ことができるのです。
そうすることで思い通りに髪の毛を固定することができ、セットが長持ちするということなんですね。

ズバリ、“ドライヤーの冷風機能は、髪の毛のセットをしっかりと固めて長持ちさせるためにあった”ということです。

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まとめ・感想

いかがだったでしょうか。
ついている意味がよく分からないドライヤーの冷風機能にも、明確な役割があったんですね。
セットが上手く固まらない、キープできないなんて方は試してみるといいかもしれませんね。

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